1・お空の鳥を 見てごらん
ちいさな ちいさな かわいい鳥が
かみさまに 守られて
高く 高く あんなに 元気
2・野原の花を 見てごらん
風に ふるえる やさしい花が
かみさまに 愛されて
白く 白く あんなに きれい
作詞者である“フランシスK”こと海宝晋一さんはワークショップの参加者で数多くの詞を提出されましたが、その中には自ら作曲したものもあります。残念ながら未だ曲が付けられていないために陽の目を見ていない詞の中には、ガツンと心に重く響く作品があります。が、その一方でこのようなフットワークの軽い、可愛らしい詞も書かれています。
この詞には、はじめからKさんご自身が作曲された“和モノ”の曲が既に付いておりました。可愛らしい歌詞に黄門さまが思い浮かびそうな曲のミスマッチが絶妙でタマラんのですが(個人的に好きなんです)、それとは逆に、詞の世界感に沿った曲でも歌いたいという気分になりまして、これを書きました。こうなると、これが必要かどうかは関係なく、むしろ私個人の突発的行動です。
この曲は楽器を使わず、譜面作成ソフトを片腕に作曲したと記憶しています。Kさんが持参したオリジナル曲の楽譜は全て“MuseScore”という楽譜作成のフリーソフトで作られた事を知り、私も使ってみようと試験的に使用してみたのがこの作曲作業だったのです。MuseScoreは大変秀逸で、WindowsでもMacでもLinuxでも使えるため、楽譜データを直接やり取りすることが出来るようになりました。その後、ソフトのコツやクセを掴んだ私は、Kさんが作られた幾つかの曲の和声付けを(Kさんご自身が作られた)MuseScoreのデータを元に書き換えていきます。「2.ひつじ雲」と「7.めぐみのかてで」の2曲です。