どんな曲かな?

9-1          9-2          9-3

 

小さな平和をつなぎあい
大きな大きな輪になろう

 

 「ゆるすってすてきだよ」と同じく、「こどもの聖歌創作ワークショップ」に講師として招かれた際、詞にどんな曲が付くのか?という“実例”として作曲したもので、この詞に対して5曲(5種類)を提示しました。そのうちの3曲が気に入られたらしく、こうして取り上げられています。 これらも「ゆるすってすてきだよ」と同じく実例(サンプル)に過ぎなかったのですが、こちらは旋律を1オクターヴ以内に収めるに留まらず、子供の声域に合わせた実践的なものを含みます。


[9-1](タイプ1) … 明るく可愛らしい行進曲です。4拍子。詞を2回繰り返して1コーラスを作っています。比較的演奏が容易なピアノ伴奏を付けました。

[9-2](タイプ4) … しっとりとしたバラードです。4拍子。詞がそのまま1コーラスになっている、実例のお手本のような作風です。四声体でアレンジしてありますので、オルガン奏楽が似合います。

[9-3](タイプ5) … 古来の「手まり歌」の作風で、提出曲の中で最も“変わった曲”です。4拍子。これも詞を2回繰り返して1コーラスを作っています。旋律は至極単純で、1回歌えばすぐに覚えられるでしょう。ギターでのコード伴奏は簡単で良いでしょう。伴奏譜はピアノ的に書いてありますが、ハーモニーはアメリカン・コンテンポラリーです。



 この時の“実例”には、常識を覆すような挑戦的なアプローチだって可能だったと思います…だって発表するつもりなんかないし、単に“実例”に過ぎないんだから! 私自身、結果(提出した全5曲)を見てみますと非常に保守的だと感じますが、しかしだからといって「詞が求めている曲の感触」を無視して無いな…とも思います。つまり、「これらはアリ」という路線から決してハズれていない、というわけですな。


 日本基督教団の「こどもさんびか」の“赤本”には、特撮ヒーローもの、又はアニソン的な「おそいくるライオン」という、意欲的なアプローチで書かれた、ある意味で突出した讃美歌がありました。そんな曲調が似合う詞が今後出てくると、きっとカッコいい聖歌ができますよ。そんな詞とも出会いたいなぁ。


 さて、上記の3曲が「試作版」に掲載されていますが、ボツった2曲のうちの1つ「タイプ3」は唯一3拍子の曲で面白かったのです。が、「タイプ4」と同じ“しっとり系”のため、結果的にボツったのだと思います。でもまぁ、そんなのもあったんですよ…みたいな感じで、折角ですからオマケで聞いて下さい。スゴくテキトーに弾いてますが。

 

「ちいさなへいわを」- 不採用版[Type3]

 

 

 追記(2012年6月25日)

 2012年5月26日に東京・八王子復活教会主催の「第4回・東日本大震災チャリティーコンサートシリーズ」にElpisが出演した際、「9-3」を初披露しました。ライヴ録音にオーバーダビングを加えたリミックス版を製作致しましたので、参考までにお聞き下さい。


9-3. ちいさなへいわを(演奏:Elpis)
Live Album「INTERACTIVE INTERACTIVITY」より



 会場にいらした皆さんにも覚えていただこうと、5回ほど繰り返したのは良いのですが、曲が簡単なので2回ほどで皆さんが覚えて歌いだし、小さな合唱と相成りました。残念ながら会場の歌声は録音されなかったのですがね…。

ページの先頭へ(Top)